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株式会社SonicAI、AI外観検査装置「SonicAI one」を正式ローンチ

プレスリリース
製造業最大のセグメントに向けたAI外観検査装置を販売開始
株式会社SonicAI、AI外観検査装置「SonicAI one」を正式ローンチ

株式会社SonicAI(本社:東京都港区 代表取締役CEO:田中寛之)は、製造業における検査工程の自動化を実現するAIエッジ検査装置「SonicAI one」を正式にローンチし、本日より販売を開始いたしました。「SonicAI one」は、ベータ版提供開始以前に約1年間の研究開発を実施し、その後2025年9月よりベータ版として顧客企業への提供を開始しました。愛知県内の製造業のお客様を中心としたPOCおよび現場導入を通じて、実運用における精度・安定性の検証と改善を重ね、このたび正式リリースに至りました。

これまで検査工程の自動化は、大手FAメーカーやAIスタートアップにより主に大量生産・完全自動化ラインを前提として進められてきました。一方で、日本の製造業の95%以上を占める多品種小ロット生産や非自動化・半自動化ラインにおいては、安定した搬送機構が存在せず画角が固定されないことから、従来の手法では技術的難易度が高く、自動化の導入が進んでいません。
結果として、人材不足課題が極めて顕著な中小企業を中心とする多品種小ロットや非自動化ラインを有する製造現場では、現在も人手による検査工程が主流となっています。

「SonicAI one」は、この未自動化領域に特化したAI外観検査装置です。当社の中核的な強みであるコンピュータービジョン技術を基盤に、検査工程ごとに最適化された高精度AIモデル群と独自のルールベース検出アルゴリズムを組み合わせることで、従来困難とされてきた不安定な撮像環境や多様な製品条件下においても高精度な外観検査を実現します。特に、検査項目ごとに最適化されている教師なし学習を活用した独自モデルにより、従来必要とされてきた大量の不良データ収集やアノテーション作業を大幅に削減、検査設定の構築・調整にかかる工数を抜本的に低減し、検査自動化におけるROI(投資対効果)を飛躍的に高めることが可能となります。

さらに「SonicAI one」は、こうしたコンピュータービジョン検査アルゴリズムを起点として、最適なカメラセンサおよびGPUエッジデバイスの自社組み立てに加え、検査工程におけるハンドリングを担うロボットの配置および動作経路までを一体で設計・実装した、ハードウェア一体型の製品として提供しています。

現状、多くのロボットメーカーが搬送工程を中心とした最適化を行うのに対し、当社はキーエンス技術営業出身メンバーを中心とした製造工程間や出荷前の検査工程領域に特化した豊富な知見を活かし、検査精度を最大化するためのハンドリング設計を実現しています。検査工程特有のばらつきや多面検査といった制約条件を前提に、画像処理アルゴリズムから逆算してロボット制御を設計することで、多品種小ロット環境においてもロボットのティーチングや画像アノテーションにかかる工数を最小化することで、導入・運用コストの最適化を実現します。

価格は1台あたり数百万円台からとし、従来の大型検査設備と比較してコンパクトかつ導入しやすい設計としています。

なお、本製品は当社技術営業による直販体制に限定して提供しており、個別の製造現場に最適化された提案を前提としています。製品の詳細や導入に関するご相談につきましては、株式会社SonicAIまでお問い合わせください。